利用用途別で見る格安SIMのデータ通信量の選び方チェックポイント
SNSがメインの使い方
普段からインスタグラムやTwitterなどSNSへの投稿や閲覧を目的にスマホを使用しているSNS重視の方であれば、3GB~5GBの月間データ通信量のプランを選ぶと良いでしょう。
SNSへの投稿や閲覧自体に必要となるデータ通信量は個人差があり、使い方によっても若干の違いはありますが、おおよそ1日当たり50MB~150MB前後で推移しています。これを1ヶ月30日換算で見てみると、おおよそ2GB~3GBまでの範囲に収まる計算になります。
また、SNSと共に無料通話などを併用する機会が多いという方は、そこに1GB分の余裕を加えた3GB~5GB程度のデータ通信プランが契約時や乗り換え時の選択として最適です。
ゲームアプリが中心の使い方
スマホの高性能化に伴い、スマホのアプリとして提供されるゲームの性能も格段に向上していますが、その性能の向上に伴って上昇しているのがデータ通信量です。
以前までのゲームアプリと比べ、最新型のゲームアプリはデータ通信の容量も比較的多く、1日3時間~5時間程度遊んだだけで100MB~200MB程度の容量を一気に消費するのも珍しくありません。
また、ゲームアプリをスマホで遊ぶ際に最も注意しておきたいのが、実はゲームアプリをセットアップする際に使用するデータ容量です。
ゲームアプリはその内容やグラフィック性能などに応じて使用するアプリのセットアップ容量自体が大きくなりやすく、最新のアプリの中には1GB以上の保存領域を必要とするものもあり、これをセットアップ時に一気にダウンロードする必要があるので、契約しているプラン内容によってはゲームアプリのダウンロードだけで制限が掛かってしまうことも考えられます。
Wi-Fi環境が利用できるのであればそちらを利用する法が賢明ですが、Wi-Fi環境を準備できない場合での余力を考え、ゲームを多用する方は最低でも5GB以上のデータ上限プランの契約をおすすめします。また、他の作業も並行して行う場合は、更に1GBから2GB程度の余裕を持ったプラン契約がおすすめです。
通話がメインの使い方
スマホで利用可能な、LINEを代表とする無料通話アプリを使った通話がメインの使い方をスマホで実践する場合、契約プランとして3GBまでのプランがおすすめです。
実は、無料通話アプリで実際に発生する通話やチャットに必要なデータ通信量は意外と低く、通信速度自体も500kbps程度の速度が確保できれば十分に通信が行えます。
このことから、比較的データ通信上限が低いプランを契約していても十分に賄うことができる上、万が一データ上限に引っかかり速度制限が実施された場合でも、制限速度下でもチャットや通話は行えることから、それほど大容量のプラン契約を必要としないのが実状です。
他のアプリや使い方との併用を想定していない限り、割安な料金で契約可能なプランを選択しても問題ないでしょう。
ナビアプリがメインの使い方
スマホの新しい使い方としても格安SIMへ乗り換えする人を急増させているのが、ナビゲーションアプリを使った車載ナビとしての使い方です。特に、本格的なナビの設置が困難なロードバイクや二輪車に搭載して使うという方が急増しており、ナビアプリも様々なものが提供されています。
ナビアプリは、実は情報量に対するデータ通信量自体はそれほど多くなく、1時間当たり3MB~10MB程度の通信で賄えるので、データ上限自体が低くても十分に活用できます。ただし、ゲームアプリと同様、事前に地図情報をダウンロードするタイプのアプリが多いので、このデータの取得時に数百MB程度のデータ通信が発生する点にだけ注意してください。
万が一速度制限されたら
慎重な使い方を実践していても、うっかり契約しているプランのデータ通信上限を超えてしまい、速度制限されてしまったというケースは珍しくありません。
万が一速度制限されてしまった場合もそれほど慌てる必要は無く、更なる高速通信を求めるのであれば格安SIMに追加料金を支払うことでデータ通信の上限と速度を一時的に上げられるので、上手に活用しましょう。