au回線を利用した格安SIMを契約するメリット
MVNOが提供する通信サービスである格安SIMは、大手携帯キャリアから回線を借りてサービスを提供していることも関係し、SIMフリー端末の他、大手携帯キャリアから販売されている端末も利用することができます。
使用している通信回線網と販売元のキャリアが一致していればSIMロックの制限に引っかからないため、SIMロック解除が済んでいないキャリアから販売されている端末をそのまま使うことができるのです。
現在MVNOのほとんどはドコモから回線を借りてサービス提供をしているため、格安SIMサービスのほとんどがドコモから販売されている端末をそのまま流用できると考えて差し支えありません。また、主要なMVNOの数社ではau回線を利用したプランの取り扱いがあるため、そうしたプランを契約すればもちろんSIMロックのかかったauの端末が利用できます。
つまり現在auと契約している人がau回線を利用した格安SIMへ乗り換えをすれば無理なく端末の流用ができますし、自宅にauから販売された端末が余っているという人にも契約のメリットは大きいと考えられるのです。
特にiPhone6以前のiPhoneはSIMロック解除に非対応であるため、au版のiPhone6以前のiPhoneを格安SIMで使いたいという人にとっては、au回線を利用した格安SIMは最適なサービスなのです。
au回線を利用したプランがある主要なMVNOの特徴を比較
au回線を利用したプランを取り扱っている主要なMVNOとしては、UQモバイルやmineo、IIJmioなどが挙げられます。これらの主要なMVNOのauプランの特徴について比較をしてみましょう。
UQモバイルの特徴
UQモバイルはauのサブブランドということもあり、MVNOの中でも通信速度の安定性が指折りとなっています。またau回線を利用した格安SIMをiPhoneで利用した場合、テザリング機能が利用できないケースが多いのですが、UQモバイルの格安SIMであればiPhoneで利用してもテザリング機能が使えるので、iPhoneで格安SIMを使おうと考えている人にもおすすめです。
この他、UQモバイルは他のMVNOと比べて実店舗が多いことやキャリアメールが利用できるなど、大手携帯事業者と似通ったサービスを取り扱っているため、大手携帯事業者から違和感なく乗り換えができるというメリットも享受できます。
mineoの特徴
mineoではドコモ回線を利用したプランとau回線を利用したプランの取り扱いがあり、それぞれのプラン間でパケット通信量のシェアができたり、いずれのプランを契約していても家族割引や複数回線割引などの割引サービスを受けることができるという特徴があります。
ドコモ回線の格安SIMとau回線の格安SIMを両方利用したい場合にお得に利用ができますし、mineoの家族割引は同居していなくても主回線から3親等以内であれば家族割引が利用できるなど、複数回線を契約した場合に適用される割引サービスが充実しているという特徴があります。
IIJmioの特徴
IIJmioもドコモ回線を利用したプランとau回線を利用したプランがあり、両プランでデータ通信量のシェアができます。
IIJmioのプランの中でも最も特徴的だといえるのがファミリーシェアプランというプランであり、このプランを契約すれば毎月10GBの高速データ通信量を最大10枚のSIMでシェアできます。比較的大人数の家族で格安SIMへの乗り換えをしたいと考えている人には特におすすめのMVNOと考えられます。
また自宅の固定インターネット回線と同社の格安SIMをセットで契約することで、より安く格安SIMが利用できるセット割引もあるので、自宅の光回線サービスでIIJmioを利用している人やIIJmioへの乗り換えができる人にもおすすめです。