格安SIMへ乗り換えるメリット
基本料金の安さ
格安SIMに乗り換える最大のメリットはなんといっても月額基本料金の安さです。大手キャリアでスマホを契約している場合、6,000円から8,000円程度の料金を払っている人が多いと思います。ヘビーユーザーであれば、1万を超えてしまうこともザラでしょう。しかし、格安SIMの場合、音声通話とデータ通信セットの契約でも最安1,000円台からの料金設定になっているものが主流です。
縛り契約がないか、もしくは短い
大手キャリアの契約にはいわゆる2年縛りと呼ばれる制限がかかっていることが普通ですが、格安SIMであれば、縛りがないか、もしくは1年以下に設定されているので、比較的、違約金の心配もなく自分の好みや都合に合わせて気軽にキャリアを変更することができます。
基本プランがシンプルで、オプションが自由に選べる
格安SIMの基本のプラン構成は非常にシンプルで、データ通信の基本容量を選択し、そこに音声通話をつけるかどうか決めるだけの形になっています。キャリア比較の際は、この基本サービスの料金設定と付属するおまけの無料サービスの内容を検討して大まかに自分に合ったものをいくつかピックアップし、その上で、基本サービス以外の有料オプションの種類と値段を詳しくチェックして最終的に契約する業者を決めるとよいでしょう。
データ通信がお得
格安SIMの特徴の1つとして、データ通信の料金を低めに抑えることができます。大手キャリアと格安SIM業者で、同じデータ通信量あたりの料金を比較すると、最大4倍の差が出る場合もあるほどです。ただ、その価格差にはもちろん理由があり、速度や回線品質については明らかに大手キャリアに軍配が上がりますので、仕事に利用するためにシビアな状況に耐えうるスペックがほしいのであれば、あえて料金の高い大手キャリアを選ぶのもアリです。
格安SIMへ乗り換えるデメリット
通話料金が高い
格安SIMへの乗り換えた時のメリットの1つとして、データ通信料が安いことを挙げましたが、逆に音声通話については、基本的には従量料金制になっているのが普通です。5分あるいは10分など一定時間内の通話がかけ放題になるオプションが用意されている場合もありますが、通話時間が長くなりがちな方は大手キャリアとどちらが得になるかしっかり計算してから乗り換えを決めた方がいいでしょう。
キャリア独自のサービスが使えなくなる
格安SIM業者の回線は、大手キャリアの回線を一部借りてそのまま使っているので、通話のつながりやすさなどは大手キャリアと同じなのですが、回線の上で提供しているキャリア独自のサービスは当然引き継がれませんので、支障が出ないかどうかあらかじめ検討しておく必要があります。特にキャリアのドメインでアドレスが提供されるキャリアメールが使えなくなることを想定して、Gmailなど代わりになるサービスを確保しておいてください。
データ通信速度が遅い
基本料金の安さの代償の1つですが、格安SIM業者が借りている帯域が狭かったりユーザーが多かったりすると、通信速度が遅くなったり安定しなかったりする時間が大手キャリアよりも長くなります。まともな業者であれば、気になるほど差が出る時間帯はそれほど多くないのですが、質の低い業者に当たってしまうと、他の格安SIM業者と比べても10倍くらいの差が出てしまうこともありますので、ネット上の口コミやレビューを丁寧に調査することをおすすめします。
LINEのID検索機能が使えない
LINEのアプリ本体に関しては、どの業者のSIMであっても、SMSが利用できれば簡単にユーザー登録を行うことができますが、格安SIMの場合、年齢確認の認証ができないために自分のIDを検索可能な状態にすることができません。
LINEモバイルだけは例外的に年齢確認とID検索が可能になっていますが、基本的には注意が必要です。大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるのであれば、切り替え前に年齢確認をすませておきましょう。