格安SIMに乗り換えて通信費を節約
通信費を大幅に節約する方法として注目を集めている格安SIM。毎月の支出を節約するのに格安SIMへの乗り換えはとても効果的です。注意しなくてはいけないのは、格安SIMとキャリアでのサービスの差です。
格安SIMの通信料金は安いですが、キャリアでは利用できたサービスが利用できないこともあります。サービス内容を理解したうえでの乗り換えであればいいのですが、キャリア並みのサービスを期待して格安SIMに乗り換えてしまうと、思わぬ不便に直面して使いにくさを感じてしまう可能性があります。
格安SIMを正しく便利に使うには、できることとできないことを正しく理解して乗り換えることが大切です。賢く使えば、格安SIMは非常に便利でオトクなサービスです。通信費を節約しつつ快適なモバイルライフを送るためにも、乗り換え前にキャリアと格安SIMの違いをきちんと理解しておきましょう。
格安SIM同士でもサービス内容に差がある
乗り換えにおいてはキャリアと格安SIMでのサービスの違いがポイントになりますが、格安SIMは提供するMVNOによってサービス内容に差があります。まずはキャリアと格安SIMの違いを理解することが、乗り換えの第一歩です。よりよいサービスを選びたいのなら、格安SIM同士のサービス差にも注目しましょう。
キャリアから格安SIMへの乗り換えで通信容量の基本知識
毎月の通信上限に注意しよう
キャリアのスタンダードなプランでは、毎月の通信上限容量は7GBが主流です。最近ではキャリアでも通信上限を下げる代わりに料金を割り引くプランも用意されていますが、スタンダードなプランで契約してからプラン変更をしていなければ、上限7GBのプランに加入している人がほとんどです。
格安SIMの場合は上限7GBプラン以外にもさまざまな容量のプランが用意されています。上限が低く料金も安いプランや、7GBでもキャリアより安いプラン、ヘビーユーザー向けの20GBプラン、上限が設けられず好きなだけ通信ができる使い放題プランなど、使い方に合わせたプランを選べるのは格安SIMの大きなメリットです。
使い方に合わせて選ぶ最適プラン
キャリアからの乗り換えで通信費用削減をめざすなら、自分の使い方にあった容量を選ばなくてはいけません。過去数ヶ月の通信量をチェックして、一番ムダなく使うにはどの程度の容量が適切なのかを検討してください。
スマートフォンで利用するサービスはメールやSNSと簡単な検索のみということであれば、1GBでも十分な容量です。データ量は動画・画像・文字の順でデータ量が小さくなるので、文字情報メインなら1GBで不足することはないでしょう。
ある程度画像の送受信をするなら、1GBでは不足する可能性があります。格安SIMではスタンダードなプランである3GBプラン以上を選んでおくと安心です。
高画質の動画をよく試聴するという方は通信上限が大きすぎるということはありません。キャリアの7GBを毎月使い切っていたような方は7GB以上のプランを契約しましょう。格安SIMなら10GB・20GBなどの大容量の通信プランでも、キャリアより安い料金で利用できます。
使い放題プランの注意点
格安SIMの中には、通信上限がない使い放題プランも存在します。好きなだけ使える使い放題プランはヘビーユーザーにはとても魅力的ですが、必ずしもサービスの質が保証されない点には注意が必要です。
格安SIMを運営するMVNOは大手キャリアから借り入れた回線を会員でシェアする形で通信回線を提供しています。そのため利用者が増えるほど通信速度は遅くなり、接続も途切れやすくなります。
通信上限があると会員の回線利用が分散するため速度低下も最低限におさえられます。しかし使い放題プランの回線は常時混雑してしまうため、通信速度が慢性的に遅くなる可能性があります。使い放題を契約したのに速度が遅くて使い物にならなかった、ということもあるので注意しましょう。